こともあるだろう。
「苦労は買ってでもしろ」という言葉がわが国では昔からあるけれど、
その苦悩を乗り越えてこそ精神力が備わり、他人の苦悩を理解する準備が
整ってくるのだろう。
しかしながら、自ら進んで苦労をする人はいないだろう。
できる限り苦労をしないように生きているつもりだが、気づけば苦労がそこ
にある。
そんなものである。
ではこの苦労を乗り越えるとはどういうことなのだろうか?
例えば難関学校の試験を受けて猛勉強したが不合格になった場合、すさまじい
苦悩が押し寄せる。
この苦悩を克服するには入学できた新たな学校で再び目標を見つけ勉強する
ことだろう。
では乗り越えられなかった場合はどうだろう。
絶望から、家に引きこもってしまったり、学校に行くことをやめて、街をふら
つき目標を持たず暮らすことだろう。
不思議なもので、苦悩の数が多ければ多いほど乗り越える力も増大していくと
いうことである。
まずは、小さな目標を見つけて何度も挑戦することが大切である。
そうすれば自然に苦悩は訪れる。
苦悩に陥ったときはチャンスだと思えば、楽しいものである。
小さな苦悩を何度も乗り越えて、大きな目標に挑戦する準備が我々には必要だ。
カモのようにコクのある人間になるか
それとも笹カレイのような味のある人間になるか
どちらも捨てがたい