それを見て感じることはまずは高齢者の多さ、つぎに都心に比べて人口が
はるかに少ないということである。
また、そのほかに思うことは日本列島は地震一色になっているが、これが本
当に被災者のためになるのか?
今後の日本のためになるのかということである。
日常生活を毎日、精一杯過ごしている被災地から離れた方々が朝から地震の
報道を見て、「自分もがんばらないと」と思える人がどれほどいるのだろうか?
現代のように便利になりすぎた世の中で、当たりまえに電化製品がある生活から
突然のように放り出されるとどうなるのかが見えたのではないだろうか?
地震から学ぶことがあるとすれば、どのような状況でも生き抜く精神を身に着
けることではないだろうか?
人は知らぬうちに「甘え」が身について、自分の精神まで蝕んでしまう。
私は10年以上にわたって床で真冬でも毛布1枚で寝る生活を送っている。
それは、自分自身の「甘え」を増殖させないためである。
別に、多少寒くても、床が硬くても風邪もひかず、疲れもとれる。
なんなら、出張でホテルに泊まっても床で寝るほうが楽なほどである。
肩を寄せ合ってすすり泣いても明日は来ない。
日本中が応援しているが、戦う相手は「地震」ではなく「自分自身」であ
ることを忘れてはいけない。
乗り越えていける、必ず。
煮魚は骨を取って食べるのではなく、食べれない骨は残すということです。