そもそも法人は強制加入であるはずの制度だが加入率は50%にも満たない
時期があった。
しかしながら、給与所得の18%近い負担額を事業主と従業員で折半して負
担し、血生臭いこの莫大な保険料を見ず知らずの人たちが運営する厚生労
働省及び社会保険庁に任せるというこの制度。
法人の事業主は総所得の3割の現金を社会保険料として事業主負担及び従
業員負担分を収める。
信じられない金額である。
今の中小企業にこの負担は不可能だろう。
非正規はさらに拡大する。
結局は日本の歪は「単純な人口構成問題である」高度成長期は人口ボー
ナスによって生まれ、今はその重たい負担がのしかかる。
多額の年金を受け取り、時間を持て余している高齢者は毎日のように病院に
通う。
莫大な医療費に現役世代は蝕まれ、夢と希望を失う。
ひと昔前は「女・子供・お年寄り」とよく言ったものだが、現代の高齢化社
会が残した問題は、「権利を主張し義務を果たさない女」と「社会保障費
という名目で子供のミルクを奪う高齢者」そして「貧困にあえぐ子供たち
の姿」である。
そんな中で昨年は自殺者が過去最低を記録した。
何を意味するのか?
静かに蝕まれていく日本人。
命を懸けて物事に取り組むことは恥ずかしいことではない。
一人でも多くの若者が日本人として一歩を踏み出すことに期待したい。
65年という時間
店主は80歳を超えているお母さんでした。「これはもう動きませんよお客
さん」と私に一言。